研究概要 |
本研究では,市販ハイブリッド車(HEV)の主機用モータを想定し,プリウスなどに搭載される埋込磁石同期モータ(IPMSM)に匹敵する性能を維持した上で,脱レアアースで出力重量密度の向上が期待できる新しい界磁巻線型同期モータを提案・検討している。さらに,三次元有限要素非線形磁場解析を用いて電磁設計を行い,現行HEVに搭載されている最大出力123kWのIPMSMとほぼ同等の出力性能を満たした上で,出力重量密度を1.44倍に向上できることを示した。設計モータの妥当性を確認するため,ダウンスケール機の設計・試作を行い,実験的に設計モータの原理的有用性を確認した。
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