研究概要 |
本研究により,(1)使用済み製品の排出量の変動が大きいほど, リサイクル技術の向上によるリサイクルの促進や施設の立地が遅れる傾向にある,(2)排出量の変動が大きく, リサイクル技術が未発達な場合に環境規制をかけると, 国内地方圏において生産の萎縮が発生する,(3)リサイクル促進のためには, 回収量の規制を行うよりも排出量の変動を減少させる対策の方がリサイクル促進にとって効果的であることがわかった.また排出量の変動による悪影響を減少させるための方法として使用済み製品の回収システムに着目し, 市場回収システムにおいて回収業者が回収を専門的に行い, 低コストで回収することができれば, 安定し, かつ多くの回収量が達成できることが示された.
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