研究課題
若手研究(B)
深海底熱水生態系において重要な一次生産を担う化学合成独立栄養細菌とそれらに感染するファージの生物学的相互関係を解明するため、化学合成独立栄養細菌に感染するファージの単離を試み、単離ファージ株について性状解析を行った。イプシロンプロテオバクテリア綱の化学合成独立栄養細菌に感染する溶原性ファージの一つを代表株としてゲノム解析を行ったところ、極めて新規なゲノム構造を有するファージであることが明らかとなった。また、イプシロンプロテオバクテリアの生息域や生理機能が多様化する以前から、ファージと宿主の関係が成立しており、ファージ-宿主間やファージ-ファージ間で遺伝子交換を繰り返しながら、ファージと宿主が共進化してきたことが示唆された。
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Extremophiles
巻: 17 号: 3 ページ: 405-419
10.1007/s00792-013-0529-5
Appl. Environ. Microbiol.
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http://www.jamstec.go.jp/biogeos/j/xbr/index.html