研究課題
若手研究(B)
ラット副腎由来PC12D細胞を低Cl^-濃度の培養液中でNGF処理すると神経突起の伸長は有意に抑制されるが、低分子量Gタンパク質RhoAの下流エフェクター分子であるRho kinaseの特異的阻害剤Y-27632を加えると、低Cl^-による抑制はレスキューされた。しかし、親株のPC12細胞では、低Cl^-による神経突起伸長の抑制は見られたが、Y-27632によるレスキューは見られなかった。両細胞におけるRhoAの発現を調べたところ、PC12D細胞の方がPC12細胞よりも10倍近く発現量が多かった。PC12D細胞とPC12細胞においてRhoタンパク質の発現量が異なることにより、Rho kinase阻害剤への反応性が異なることが示唆された。
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