チェックポイントキナーゼを標的とする抗真菌物質の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号	22790411
研究種目	若手研究(B)
配分区分	補助金
研究分野	細菌学(含真菌学)
研究機関	岩手医科大学
研究代表者	津田香代子岩手医科大学, 薬学部, 助教 (30444524)
研究期間 (年度)	2010 – 2011
研究課題ステータス	完了 (2011年度)
配分額 *注記	2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円) 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円) 2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード	病原性
研究概要	本研究では抗真菌薬の標的候補因子に深在性真菌症の原因菌として知られるCandida albicansの生存に必須なプロテインキナーゼであるCaMps1p(mono-polar spindle-1)に着目し、その活性阻害物質として得られたLY83583について解析を行った。LY83583はヒトホモログであるhMps1pへの活性阻害効果は持たず、CaMps1p特異的に作用し、C. albicansの増殖に影響を与えていることを明らかにした。新しい作用機序を持つ抗真菌物質の発見と同時に、既知のグアニル酸シクラーゼ阻害剤であるLY83583の新しい標的分子の発見に繋がる研究となった。