研究概要 |
右心不全モデルラットにおけるテルミサルタンの効果を検討した。体重200gのSDラットに対してテルミサルタンを1mg/kg/日で飲用水に混入して投与した(T群)。投与4週後をend pointとして血行動態の評価と病理学的検討を行った。Kaplan Meier生存曲線でT群は有意に生存率の改善を認めた。右室の% fibrosisはT群で有意に抑制されていた。心機能解析でEes, Eed, dP/dt minはT群で有意に上昇を認めた。右室におけるPPARγの発現はT群で亢進を認めた。右室においてテルミサルタンはPPARγを介し心機能の維持に寄与している。
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