研究課題/領域番号 |
22791813
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
太田 里永子 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30452460)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,193千円 (直接経費: 3,995千円、間接経費: 1,198千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,163千円 (直接経費: 895千円、間接経費: 268千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 口腔癌 / 補体 / ワクチン / アジュバント / MUC1 / 腫瘍免疫 / 抗体 / 細胞障害性T細胞 |
研究概要 |
膜型ムチンMUC1は、腫瘍細胞表面に存在し、癌の標的として注目されている。また、C3dは、補体第3成分の分解産物で、アジュバント様に作用する。本研究では、MUC1にC3dを繋げたMUC1-C3dワクチンを開発し、その効果を解析した。マウスモデルにおいては、MUC1-C3d投与により、MUC1に対する抗体及び、IFN-γ産生細胞を誘導できた。ヒトにおいても、末梢血リンパ球に添加することで腫瘍に対するCD8陽性細胞を誘導できた。これらより、MUC1-C3dは、効率の良いアジュバントとして働き、癌に寛容になっている癌患者において抗体応答のみならず細胞性免疫を誘導できる可能性を示した。
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