研究課題/領域番号 |
22K08921
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木佐森 永理 岡山大学, 大学病院, 医員 (60894954)
|
研究分担者 |
小谷 恭弘 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (90534678)
笠原 真悟 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90233692)
山崎 悟 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (70348796)
清水 秀二 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (80443498)
中谷 明弘 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任教授 (60301149)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ゲノム解析 / 純型肺動脈閉鎖症 |
研究開始時の研究の概要 |
先天性心疾患の一つである純型肺動脈閉鎖症の発症原因は分かっておらず、発症に関与す る候補遺伝子として複数の希少コピー数多型があげられているものの、原因となる遺伝子は未だ特定されていない。そこで本研究では、岡山大学病院にて治 療している1純型肺動脈閉鎖症及び生物学的両親のトリオでの血液検体を採取し、2全ゲノ ム解析による候補因子(バリアント)の選定を行い、3モデル動物を作成し病態の再現性を 確認することにより純型肺動脈閉鎖症の発症原因を解明する。
|
研究実績の概要 |
先天性心疾患の一つである純型肺動脈閉鎖症の発症原因は分かっておらず、発症に関与する候補遺伝子として複数の希少コピー数多型があげられているものの、原因となる遺伝子は未だ特定されていない。 そこで我々は、岡山大学病院にて治療している純型肺動脈閉鎖症の患者の血液サンプルの採取を行い、岡山大学病院バイオバンクにて匿名化の後、保管した。 今後は、保管された血液サンプルを用いて全ゲノムシークエンスを行ったのち、トリオ解析により得られた両親の遺伝子配列と比較することで、de novo変異によるバリアント候補を同定する。またその次に、モデル動物による病態再現性の検討として、選定された因子が純型肺動脈閉鎖症の発症に関与するか、モデル動物を作製し検証する。マウス、あるいはラットにCRISPR/CAS9系を使用し、選定された因子を導入する。理想的には、knockout/knock in系を使用するのが好ましいが、point mutationのみならずCNVに起因するin/delにも対応できる形でguide RNAの作成を行うことを想定している。作成されたguide RNAとCAS9タンパクをマウス受精卵にインジェクションすることにより、F0のキメラマウスを得る。続いて、野生型のマウスと交配することによりジャームライントランスミッションを経たF1個体を樹立する。F1個体同士を交配、F2個体を樹立し、病態再現性を確認するモデルとする予定である。
|