研究課題/領域番号 |
22K11353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
冨山 直輝 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (00367872)
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研究分担者 |
林 浩之 星城大学, リハビリテーション学部, 准教授 (40440820)
備前 宏紀 関西医療大学, 保健医療学部, 助教 (50828770)
木村 大介 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (90513747)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 脳卒中 / 片麻痺 / 姿勢 / 立位 / ネットワーク解析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,人の動作分析について,これまでの還元主義的なアプローチから,ネットワーク解析を応用し,全体論的アプローチによって 解明する.具体的には,脳卒中片麻痺患者の姿勢制御に焦点を当て,非麻痺側による代償によって新たに学習される姿勢制御を,足圧中心軌跡,体幹・下肢の筋活動および脳活動について,各パラメータの要素間の相互作用をシステムと捉え,ネットワーク解析を用いて全体論的に検討する.また,各パラメーター間の相互作用についてもネットワーク解析で検討し,脳卒中片麻痺患者の姿勢制御の特性を全体論的視点から明らかにしていく.
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研究実績の概要 |
脳卒中片麻痺患者の姿勢制御における筋活動は,複数の筋のシナジーに着目した研究が散見される.本研究は,シナジーにとどまらず,脳卒中片麻痺患者の姿勢制御をネットワーク解析により,下肢および体幹の筋活動,COPの「動き」,姿勢制御時の脳活動を姿勢制御のサブシステムと捉え,サブシステム内の相互作用とサブシステム間のダイナミックな相互作用も明示することである. 2022年度においては,健常者2名に対し,予備的実験を実施した.下肢4箇所(大腿四頭筋内側広筋,腓腹筋内側頭,長腓骨筋,前脛骨筋)に筋電図を貼付した状態で両脚立位,片脚立位時の筋活動と重心動揺をを計測した.その結果,両脚立位では,目立った筋活動の特徴は認められなかった.一方,片脚立位では長腓骨筋の活動が大きいことが明らかとなった.一方,大腿四頭筋の活動はわずかであった.しかし,本研究の主目的であるネットワーク解析までには至ってない.今後は,ヒラメ筋の筋活動計測,動画を撮影して動画とデータとの同期なども検討していく予定である.また,得られたデータから各筋の相関,さらにネットワーク解析を試みて,姿勢制御における筋のネットワークについても解析していく.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感染症の影響もありリクルートが計画通りできなかったことが理由として挙げられる.
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今後の研究の推進方策 |
健常対象者のデータ収集を行うとともに,脳卒中片麻痺の入院患者のデータも協力依頼している病院にてデータ収集を予定している.
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