研究課題/領域番号 |
22K11475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
瓜田 淳 獨協医科大学, 医学部, 講師 (30374375)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 軟骨再生 / 骨髄穿刺濃縮細胞 / 抗炎症作用 / 軟骨保護作用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、骨髄穿刺濃縮細胞による軟骨損傷および軟骨変性に対する軟骨再生効果、抗炎症および軟骨保護効果を明らかにすることを目指して申請期間内に以下の目的を設定し、研究を推進する。 ①骨髄穿刺濃縮細胞の生体内での骨軟骨再生における有効性を明らかにするために犬膝関節軟骨損傷モデルを作成し、骨髄穿刺濃縮細胞を損傷部に投与することでの軟骨再生効果を解明する。 ②骨髄穿刺濃縮細胞の抗炎症、組織保護作用を解明するために犬外傷性変形性関節症モデルを作成して、骨髄穿刺濃縮細胞を関節内投与を行うことによる軟骨変性の抑制効果を解明する。
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研究実績の概要 |
本研究は、軟骨損傷に対する骨髄穿刺濃縮細胞の投与の有効性を明らかにすることで将来的な臨床応用を目指した基礎的データが蓄積することを目的としている。上記を目的として令和4年度は、以下のことを行った。 ① ビーグル犬における骨髄穿刺濃縮細胞の採取の確立:実験は獨協医科大学実験動物センターで行った。生後6ヶ月のビーグル犬(体重約20kg)に麻酔導入し、骨髄穿刺針を用いて腸骨に穿刺した後に20mlシリンジを骨髄穿刺針に装着して吸引することで骨髄液を計20ml採取した。採取後、遠心分離(800g, 5分, 4℃)を行った。遠心分離後の単核細胞の層を吸引することで骨髄穿刺濃縮細胞を採取した。 ② 動物実験モデルの作成:実験は獨協医科大学実験動物センターで行った。生後6ヶ月のビーグル犬(体重約20kg)に麻酔導入し、膝関節を内側関節包切開にて大腿骨滑車部を展開した。展開後、大腿骨滑車部に骨軟骨欠損を2ヶ所作成した。欠損サイズは、滑車部の大きさから当初の予定であった5mmと7mmではなく、6mmの骨軟骨欠損とした。骨軟骨欠損は両膝に作成して、1膝は骨軟骨欠損のみ、1膝は骨軟骨欠損に作成した骨髄穿刺濃縮細胞を投与した。当初は骨髄穿刺濃縮細胞を投与した後にフィブリン糊で固定する予定であったが、上手く固定できなかったため、固定するマテリアルについて再考し低エンドトキシンのアルギン酸ゲルでの固定に変更することにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
獨協医科大学動物実験委員会における動物実験計画書の承認および実験で用いる生後6ヶ月のビーグル犬の購入に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
本研究において、骨髄穿刺濃縮細胞や動物モデルの作成などの予備実験は終了したため、今後は令和5年5月から7月にかけて、ビーグル犬に骨軟骨欠損を作成して骨髄穿刺濃縮細胞の投与を行う予定である。
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