研究課題/領域番号 |
22K12305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
小林 知未 武庫川女子大学, 食物栄養科学部, 准教授 (70585752)
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研究分担者 |
福井 充 大阪公立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40173322)
上田 由喜子 龍谷大学, 農学部, 教授 (40310841)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 食事調査法 / 食物摂取頻度調査法 / スポーツ栄養 / 食事評価法 |
研究開始時の研究の概要 |
高校における運動部でのパフォーマンス向上のためには、健康や栄養管理が必要であるが、高校では栄養や食生活に関する食教育の時間が少なく、部活動中での指導も乏しい。高校生アスリートの健康増進及びパフォーマンス向上を目的とした、栄養摂取状況をモニタリングできる簡便で妥当性が高い新しい食事評価ツールの開発が急務である。そこで本研究では、3年間の研究期間にエネルギー消費量が大きい運動種目の運動部に所属する高校生を対象とした、①料理ベースのFFQを活用した高校生アスリートのための携帯端末用栄養評価ツールを開発し、再現性及び妥当性を検討する、②開発した栄養評価ツールを用いた食事介入の効果を評価する。
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研究実績の概要 |
食事調査の質問票を開発した。質問項目は、主食は14項目、主菜は28項目(大豆・大豆製品料理3項目、卵料理2項目、肉料理16項目、魚料理7項目)、野菜料理12項目、汁物2項目、飲料6項目、牛乳・乳製品3項目、菓子類6項目、果物8項目、計78項目とした。A府立高校に在籍し、野球部に所属している高校生に平日と休日を含めた特別な食事でない2日間実施すると共に、開発した質問票を実施した。食事調査は写真法を用いて実施した。配付したランチョンマッを敷き、その上に食事を並べて撮影した写真を朝食、昼食、夕食ごとに撮影してもらった。また、食前の料理1品ごとの重量と食後の食器の重量、残食があればその重量をそれぞれ秤量してもらった。さらに、料理名、料理の食材、重量を食事記録用に記入してもらい、回収した。食事写真と食事記録用紙から、1日の献立と各食材の重量を外部の管理栄養士1名に推定してもらい、日本標準食品成分表(八訂)を用いて、エネルギー・栄養素摂取量、食品群別摂取量等を算出した。最も多く摂取されていた料理はご飯物であり、97.9%が摂取していた。食事調査結果では、平均エネルギー摂取量は2889±110kcal/日、たんぱく質摂取量は92.8±3.9g/日、脂質摂取量は89.9±4.5 g/日、炭水化物摂取量は400.2±17.8 g/日であった。エネルギー産生栄養素バランスはたんぱく質エネルギー比率は11.4±0.3 %E、脂質エネルギー比率は28.4±0.8%E、炭水化物エネルギー比率は60.2±1.0%Eであった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
調査票の開発に時間を要したことが原因である。
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今後の研究の推進方策 |
現在、調査票の妥当性検討を進めている。妥当性が確認でき次第、対象者へ調査票の有用性を検討する予定である。なお、対象者の選定等は完了している。
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