研究課題/領域番号 |
22K14159
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分18020:加工学および生産工学関連
|
研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
岡本 俊哉 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00909294)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | マイクロ流体チップ / 遠心マイクロ流体デバイス / デジタルELISA / デジタルLAMP / 自律制御 / 定常回転 / 液滴形成 / 自律型流体制御 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,小型でかつ低価格で,高感度な血液分析システムの実現を目指し,遠心マイクロ流体デバイスにおける新たな流体制御技術の開発を行うものである.特に本研究では,シンプルな理論や構造で実現可能な流体制御技術を開発することで,反応容器の微細集積化や,微粒子の挙動制御に取り組み,化学反応の高効率化を図り,分析の高感度化を低価格で実現することを目指しています.
|
研究成果の概要 |
本研究は、超高感度な血液分析システムを小型かつ低価格な分析装置で実現することを目指し、遠心マイクロ流体デバイスにおける新たな流体制御技術の開発を行うものである。超高感度分析に必要となる微粒子を含んだ微小液滴を自動的に生成するデバイスを作製し、数分間デバイスを一定回転数で回すだけで1000個以上の微小液滴を生成可能であることを実証した。また集積化の検討を行い、1平方mmあたり、30個以上の液滴を生成可能であることを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血液などの生体物質の高感度分析がより手軽にできるようになることによって、疾病の早期発見などにつながり、人々の健康維持や健康寿命の延伸、また、社会保障費の削減が見込めます。 超高感度分析を安価に実現するためには、新たな流体制御技術の研究が不可欠です。特に手軽さを実現するためには、低コストであることや低侵襲であることなどが求められます。そのため、本研究では、加工方法や制御方法などに制限を設けた上で、微量の液体を高精度に取り扱うための流体制御技術の開発を行っています。
|