研究課題/領域番号 |
22K14568
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28030:ナノ材料科学関連
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研究機関 | 東京農工大学 (2023) 九州大学 (2022) |
研究代表者 |
木村 笑 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (80910926)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 脂質ナノ粒子 / マイクロ流体デバイス / エクソソーム / 物理特性 / 人工エクソソーム / オンチップ水和法 / 細胞外微粒子 / 細胞外小胞 |
研究開始時の研究の概要 |
エクソソームを模倣したナノ粒子は生体内の微粒子の体内動態解明や創薬研究へ応用できる。また、ナノ粒子の粒径・粒子内外の搭載分子・粒子の力学特性を自在にカスタマイズして設計する手法を確立することで、ナノ粒子を介した分子送達過程を制御することができる。本研究では、ナノ粒子の粒径、粒子内部および表面への分子搭載を自在にカスタマイズできるマイクロ流体デバイスを開発する。
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研究成果の概要 |
細胞が分泌する脂質を主成分とするナノ粒子のエクソソームを模倣したナノ粒子は、生体内の微粒子の体内動態解明や創薬研究へ応用できる。また、ナノ粒子の粒径・粒子内外の搭載分子・粒子の力学特性を自在にカスタマイズして設計する手法を確立することで、ナノ粒子を介した分子送達過程を制御することができると考えられる。本研究では、マイクロ流路内部で、脂質ナノ粒子を粒径制御して作製する手法をもとに、粒径・粒子内部および表面への分子搭載を自在にカスタマイズして人工エクソソームを作製できるマイクロ流体デバイスを利用した人工エクソソーム作製手法の創成に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、所望の物理特性をもつ多種多様のエクソソーム模倣粒子の調製が可能になる。これにより、従来の人工合成脂質を主成分とする脂質ナノ粒子よりも実際のエクソソームに近い条件で、粒子としての特性(粒子物性)が体内動態へ与える影響を粒子物性を基軸に評価することができるようになる。本研究成果による人工エクソソームの作製手法および、作製粒子によって得られた基礎的知見は、エクソソームが持つ高い生体適合性や選択的蓄積特性をもつような新規ナノ医薬品の設計・作製に貢献し得ると考える。
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