研究課題/領域番号 |
22K16417
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
橋本 善隆 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (70806140)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | バセドウ病 / T細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
バセドウ病の病態の中核は甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体を刺激する自己抗体の産生であるが、これに関与する自己反応性T細胞の同定が不十分である。 本研究では単一細胞解析という新たな解析方法を用いることで、バセドウ病患者の甲状腺組織および末梢血のT細胞を用いてバセドウ病の病態の中心となる自己反応性T細胞を明らかにする 本申請により、バセドウ病の原因を明らかにすることで、新たなバセドウ病の根治療法の開発につなげる。
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研究実績の概要 |
甲状腺自己免疫疾患であるバセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体を持続的に刺激する自己抗体が産生されることが病態の中核であると考えられているが、バセドウ病の病態形成の主体である自己免疫反応を標的とした治療法は存在しない。本課題ではTSH受容体由来抗原ペプチドに反応する濾胞ヘルパーT細胞を同定し、その自己反応性T細胞受容体(TCR)配列発現遺伝子及び細胞表面マーカーを明らかにすることで、自己免疫反応自体を制御し、バセドウ病を寛解に至らせる新規治療を開発することである。 現在は、当初の予定よりもやや遅れてはいるが、バセドウ病に対して甲状腺摘出術患者より甲状腺検体および末梢血単核球の採取を実施した。現在、甲状腺検体および末梢血単核球を用いて当初の予定通り、標準化immune Phenotype、サイトカインアッセイ、単一細胞解析を順次行っているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
検体の採取が予定よりもずれこんでしまったため。
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今後の研究の推進方策 |
本課題により3症例間で自己反応性T細胞のTCRの相同性を比較検討することが可能であり、バセドウ病発症に関連するT細胞およびTCRを明らかにできると考える。今回の検討で同定した自己反応性TCRがどのような立体構造をとるか、どのペプチドを認識するか、さらには同定したTCRのTSH受容体抗原に対する反応の再現性など今後解決する課題であるが、まずはバセドウ病の成因の根幹である自己反応性のTCRを本研究で同定することで今後新たな治療薬の開発につなげていく。
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