研究課題/領域番号 |
22K16664
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
園田 真樹 横浜市立大学, 医学部, 助教 (90881227)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 頭蓋内脳波記録 / 人工知能 / 言語機能 / 記憶機能 / 認知機能 / 脳内ネットワーク / 移動エントロピー / てんかん外科 / 認知記憶課題 / 聴覚性呼称課題 / 視覚性呼称課題 / 皮質電気刺激 / ネットワーク解析 / 予測モデル / 言語ネットワーク / 認知機能解析 / 周術期認知機能 / 手術支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はてんかん診療現場における, 術後成績(発作制御率と認知機能変化)の改善を目的とし,てんかん焦点切除術を行う際に, 認知機能課題中の脳表脳波記録解析を加えて、切除範囲を決める診断過程に人工知能(AI)を用いた術後成績を最適化する切除範囲を提案する「AI診断システム」の開発を目指す.臨床現場で運用可能な同システムは, 術後成績を最適化する3次元切除範囲を手軽でわかりやすく提供する. 日米てんかんセンターの約200人分, 約20,000箇所の脳表脳波記録を教師データとしてAIツールを構築する。
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研究成果の概要 |
本研究では、手術後の認知機能の低下を予測する人工知能モデルを作るために、脳の活動を記録する新しい装置を開発した。先行研究をもとに、日本語を母国語とする患者たちの脳のデータを集め、それを分析している。研究成果は、すでにいくつかの学会で発表されており、今後はさらに多くのデータを集めて、手術の際にどの脳の部分を取り除くと最も効果的かを予測する人工知能モデルを完成させる予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究の学術的な意義は、脳神経外科手術における意思決定プロセスを革新する可能性にある。人工知能モデルを使用することで、手術前の詳細な脳波分析を通じて、患者の認知機能を維持しつつ、最も効果的な手術範囲を予測することができる。さらに、この研究は、脳の言語認知機能と記憶機能の理解を深めることにも寄与し、てんかん治療だけでなく、他の脳疾患の治療法の開発にも応用可能である。
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