研究課題/領域番号 |
22K17109
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
弓立 真広 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (20909444)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 接着歯学 / 支台築造 / ボンディング材 / 根管象牙質接着 / 非破壊観察 / 象牙質接着 / 化学重合型ボンディング材 |
研究開始時の研究の概要 |
レジン築造には光重合型のボンディング材が使用されている.光重合型は操作時間 をコントロールできるとともに,光照射により高い重合度を得られるという利点がある.しかしながら,光照射が不十分であった場合には重合不十分となり,特に根管内接着において は大きな問題となることが指摘されている. このようにレジン築造法は臨床における使用頻度が高いことに反して,基礎的な研究デー タは蓄積されていない.そこで本研究のリサーチターゲットは,①根管象牙質の接着性を非破壊かつ定量的に評価すること,②重合様式の違いによる「より予知性の高い支台築造法」を確立することとした.
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研究成果の概要 |
本研究では,光重合型ボンディング材に化学重合性を付与するアクチベーターを使用することにより,根管内での象牙質接着性に与える影響を検討し,その接着特性を検討した. また接着特性の評価方法としてμCTによる非破壊観察を行うことで接着界面のギャップをより詳細に非破壊的に観察し,新たな接着性評価法を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で使用した重合促進剤は新規の材料であったことから,これを根管象牙質に応用した報告は数少ない. 本研究から化学重合性が根管象牙質に高い接着性を示すことが明らかになったことにより,臨床におけるレジン支台築造法に関するガイドライン作成の一助になると考えられる.また,μCTを駆使した接着性評価法を確立したことで,歯科材料研究がより発展することが考えられる.
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