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大腸菌発現系由来rhBMP-2を応用したMRONJに対する治療・予防薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K17112
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

三海 晃弘  岡山大学, 歯学部, 客員研究員 (20845375)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワードMRONJ / BMP-2
研究開始時の研究の概要

申請者らは「大腸菌発現系由来ヒト遺伝子組換え骨形成タンパク質 (E-rhBMP)-2」を応用することでMRONJ様モデルマウスの抜歯窩において骨形成が誘導することを見出した.しかし,抜歯窩周囲骨にどのような影響が及んでいるのか,その詳細は明らかでない.そこで,本研究では,MRONJモデルマウス抜歯窩周囲骨に存在する骨代謝関連細胞がどのような影響を受けているのか,またE-rhBMP-2含有人工骨移植がこの骨代謝関連細胞にどのような変化を及ぼすし,その周囲骨の組成や微細構造を明らかにする.さらに,イヌMRONJ様モデルにおいてE-rhBMP-2含有人工骨移植の有効性を確認し,非臨床POC取得を目指す.

研究成果の概要

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)は発症と病態が未解明の部分が多い.骨組織の骨細胞ネットワークは骨基質のミネラル維持や機械的ストレス応答に重要だが,MRONJでの変化は不明である.本研究では,MRONJ発症と骨形成タンパク質-2(BMP-2)治療が抜歯窩周囲骨の骨細胞ネットワークおよび骨リモデリングに与える影響を解析した.MRONJモデルの抜歯窩周囲歯槽骨では骨基質のクラッキング,骨細胞ネットワークの減少,骨リモデリングの遅延が観察された.BMP-2含有人工骨移植により,これらは健常骨と同程度に回復することが明らかとなった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化が進む日本では骨粗鬆症患者が増加し,治療にビスフォスフォネート(BP)製剤が使用されている.しかし,BP製剤は強力な骨吸収抑制作用を持つ一方で,侵襲的歯科治療により顎骨壊死が発生することが社会問題となっている.顎骨壊死の発症メカニズムや病態を正確に理解し,新たな治療法を開発することは,患者のQOL(生活の質)を向上させるだけでなく,医療費の削減にも寄与するため,社会的に重要である.

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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