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標的細胞内でのアレルゲン徐放に基づくアレルギー治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K18197
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関九州大学

研究代表者

新居 輝樹  九州大学, 工学研究院, 助教 (90908419)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード免疫制御 / 薬物徐放 / ターゲティング / 炎症 / ドラッグデリバリーシステム / ゼラチン
研究開始時の研究の概要

現在、アレルゲンを舌下に持続的に投与することでアレルギー性疾患の根本治療を目指す「アレルゲン免疫療法」が注目されている。しかしながら、現在のアレルゲン免疫療法は、治療に約3年という長期の日数を要すること、重篤なアナフィラキシーを引き起こす危険性があることから、治療戦略の改善が求められている。そこで本研究では、樹状細胞内でのアレルゲン徐放を活用した舌下投与用アレルギー治療薬を開発する。本研究で開発する技術は、アレルゲンをロスすることなく樹状細胞に投与できるため、アレルゲン免疫療法の効果の増強やアナフィラキシー発症の軽減が期待できる。

研究成果の概要

本研究の目的は、樹状細胞内でのアレルゲン徐放を活用したアレルギー治療薬を開発することである。本研究で開発する技術は、アレルゲンをロスすることなく樹状細胞に投与できるため、アレルゲン免疫療法の効果の増強やアナフィラキシー発症の軽減が期待できる。実際に、(1)ゼラチン粒子を用いること、ならびに(2)粒子表面をマンノプロテインで被覆することで、樹状細胞への取り込みの向上、アレルギーに関与する抗体産生の緩和、ならびにアナフィラキシーショック(体温の急激な低下)の軽減を明らかにすることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー性疾患の患者数は増加し続けている。そんなアレルギー性疾患の根本治療に「アレルゲン免疫療法」があるが、3年という長い治療期間、ならびに重篤なアナフィラキシーが大きな課題である。本研究で作製された粒子は、アレルゲン免疫療法において標的細胞となる樹状細胞に効率よく取り込まれること、アレルギーに関与する抗体の産生が早期に抑制されること、ならびにアナフィラキシーが生じにくいことから、アレルギー治療に大きく貢献できる

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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