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COVID-19 の影響下での、英語力向上とコンピテンシーの相関/因果関係分析

研究課題

研究課題/領域番号 22K18627
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分9:教育学およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

西谷 元  広島大学, 人間社会科学研究科(社), 名誉教授 (80208181)

研究分担者 村澤 昌崇  広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (00284224)
堀田 泰司  広島大学, IDEC国際連携機構:CICE, 教授 (40304456)
中尾 走  広島市立大学, 企画室, 特任助教 (80965434)
樊 怡舟  広島大学, 高等教育研究開発センター, 特任学術研究員 (10971004)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード英語運用能力 / BEVI / TOEIC / 外国語教育 / 留学プログラム / 異文化間教育/国際教育 / グローバル・コンピテンシー / 客観的効果測定 / コア・コンピテンシー / 英語力向上 / 異文化間能力 / 因果推論
研究開始時の研究の概要

本学におけるTOEIC730点以上の数は、この3年で2.2倍に増加しているが、上昇は英語教育を実施していない、2年-4年生でも継続的に発現しており、教育とTOEIC上昇の相関性が見られない。各学部学科毎の暫定的分析の結果、毎年同様の傾向、しかし各学部学科間では非常に異なる傾向が継続的に出現する。
この研究では背景情報とともに、客観的な心理的変数を含む、より大規模かつ詳細な個票データを用いることで、コロナの前後における入学生の変化も分析対象に含め、コア・コンピテンシーと、中長期間における英語力向上の相関/因果関係を明らかにする。

研究実績の概要

本学におけるTOEIC730点以上のスコア取得学生数は、この3年で2.2倍に増加しているが、上昇は英語教育を実施していない、2年-4年生でも継続的に発現しており、教育とTOEIC上昇の相関性が見られない。各学部学科毎の暫定的分析の結果、毎年同様の傾向、しかし各学部学科間では非常に異なる傾向が継続的に出現する。
この研究では背景情報とともに、客観的な心理的変数を含む、より大規模かつ詳細な個票データを用いることで、コロナの前後における入学生の変化も分析対象に含め、コア・コンピテンシーと、中長期間における英語力向上の相関/因果関係を明らかにする。
これまでは、客観的な検定による、心理的変数を測定することは、非常に限定的な場面でしか使われてこなかった。また、そのような変数と語学力のような他の変数との関連を明らかにする試みも少なかった。この研究ではこのような状況に、いくつかの仮説を提示しようとするものである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

厳密な交絡統制のもと、異文化感受性・適応能力を含むコア・コンピテンシーを測定する客観的心理テスト(BEVI:Beliefs, Events, and Values Inventory)の結果と、中長期間における英語力向上(TOEICスコア)の相関/因果関係を明らかにするため、全1年生(定員2,338名)を対象にBEVIを実施し、60パーセント以上の1,429名からのデータを収集し、各学部、学科別にBEVIによるコア・コンピテンシーの分析を実施することができた。

今後の研究の推進方策

英語力は短期プログラムでは上昇しないため、中長期間における英語力向上(TOEICスコア)の相関/因果関係を明らかにするため、どのような教育、国際プログラムに参加した学生が、英語力を向上させているのかを数年のスパンで分析する。
その際、プログラムと参加者の動機/価値観/コア・コンピテンシーの変容の相互作用により、英語力向上したと仮定し、BEVIによる17尺度によりコンピテンシー測定結果を用い、個人の動機/価値観/コア・コンピテンシーの内容またその変容の有無と、英語力向上との相関/因果関係を分析する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ミクロ→マクロ」に関する方法論的検討2023

    • 著者名/発表者名
      康凱翔・樊怡舟
    • 雑誌名

      広島大学 高等教育研究開発センター 大学論集

      巻: 第 55 集(2022年度) ページ: 73-91

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 国際教育 (留学/VE/COIL) の社会的責任=アウトカムの実現・証明ー学生に変化をもたらすことができるか2022

    • 著者名/発表者名
      西谷 元・村澤 昌崇
    • 学会等名
      国際教育夏季研究大会 (オンライン) Summer Institute on International Education Japan SIIEJ 国際教育夏季研究大会 Summer Institute on International Education Japan SIIEJ
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] 客観的測定の結果の活用:グッドプラクティスの紹介2022

    • 著者名/発表者名
      西谷 元
    • 学会等名
      国際教育夏季研究大会 (オンライン) Summer Institute on International Education Japan SIIEJ 国際教育夏季研究大会 Summer Institute on International Education Japan SIIEJ
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [図書] Lovat, T., Toomey, R., Clement, N., Dally, K. (eds) Second International Research Handbook on Values Education and Student Wellbeing. Springer International Handbooks of Education, Chapter 8 Demonstrating the value of values-based education: What we’ve learned about learning from the Beliefs, Events and Values Inventory (BEVI).2023

    • 著者名/発表者名
      Acheson, K., Bhuyan, D., Brewster, L., Burgess, J., Dirkx, J., Grande, S., Kapadia, S., Kenny, A., Kouwenaar, K., Lovat, T., Ma, J., Ma, W., Nakamura, Y. T., Nielsen, T., Nishitani, H., Pang, G., Raab, C., Shealy, C., Staton, R.,...Wiley, J.
    • 総ページ数
      1174
    • 出版者
      Springer
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2022-07-05   更新日: 2024-12-25  

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