研究課題/領域番号 |
22K19115
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
松森 信明 九州大学, 理学研究院, 教授 (50314357)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 膜タンパク質 / 脂質 / 天然物 / 相互作用 / 金ナノ粒子 / 親和性 / 薬物 / 低分子薬剤 / 創薬 |
研究開始時の研究の概要 |
化合物ライブラリーを利用した創薬研究は、目的とする生理活性を有する化合物をいかに探索するかに主眼が置かれてきた。本提案では生理活性を指標とせず、標的膜タンパク質との強い親和性を有する天然物を探索する。ここで応募者の開発した膜タンパク質親和性天然物探索法を活用する。このようにして得られた天然物を起点として、その親和性を保ちつつ、抗体-薬物複合体のように低分子薬剤を結合させる。これにより、高い標的特異性と薬理活性を併せ持つ画期的な新薬を開発する創薬戦略を提案する。このように本研究は、申請者の開発した独自技術を起点とした「天然物-薬物複合体」医薬の創成と、それに基づく新たな創薬分野開拓を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、代表者の開発した独自技術を起点とした「天然物-薬物複合体」医薬の創成を目指す。これまで、金ナノ粒子表面を薄い脂質膜で被覆し、ここに膜タンパク質を安定的に固定化する技術を確立した。これを天然脂質や天然有機化合物の混合物に作用させ、膜タンパク質に親和性の高い化合物を回収し、LC-MSで検出する実験スキームが完成した。本手法により膜タンパク質に親和性の高い天然物の効率的取得が達成できた。 同時に、金ナノ粒子の強い赤色を利用した膜タンパク質親和性天然物の検出法も新たに開発した。本手法をマイクロアレイ上に固定された化合物ライブラリーに適用することで、膜タンパク質親和性天然物の探索が効率化できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化合物ライブラリーを利用した創薬研究は、目的とする生理活性を有する化合物をいかに探索するかに主眼が置かれてきた。本研究では生理活性を指標とせず、標的膜タンパク質との強い親和性を有する天然物を探索する。ここで代表者の開発した膜タンパク質親和性天然物探索法を活用する。このようにして得られた天然物を起点として、その親和性を保ちつつ、抗体-薬物複合体のように低分子薬剤を結合させる。これにより、高い標的特異性と薬理活性を併せ持つ画期的な新薬を開発する創薬戦略が実現する。本研究ではこの「天然物-薬物複合体」医薬創成の目途を立てることができ、新たな創薬分野開拓への重要な端緒となった。
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