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日本語教育のための日中同形二字漢語の習得困難語彙表の構築:品詞性のずれに注目して

研究課題

研究課題/領域番号 22K20232
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関関西大学

研究代表者

麻 子軒  関西大学, 国際教育センター, 留学生別科特任常勤講師 (30880249)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2025-03-31
研究課題ステータス 完了 (2024年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード日本語教育 / 日中同形語 / 二字漢語 / 誤用 / 多変量解析 / 品詞性 / コーパス / 形態素解析
研究開始時の研究の概要

日本語と中国語には品詞的に類似している同形漢語が多数存在するが、品詞性が対応しない語もある。これらの語は、中国語話者の日本語学習者にとって誤用か過少使用が起こりやすいと予想される。そのため、このような習得困難語を整理し、日本語教育現場で提示すれば、より良い教育効果が期待できる。本研究では日中同形二字漢語の品詞性における相違点に注目し、両言語で品詞対応が異なる語を抽出し、日中品詞性が対応しない同形二字漢語の語彙表を難易度付きで作成することを目的とする。方法論としては、従来の誤用分析の代わりに、コーパスと統計を応用したアプローチを取るため、学習者の産出より観察できなかった誤用も予測可能となる。

研究成果の概要

本研究は、日本語と中国語で同じ形を持ちながら、品詞の違いがある二字漢語(例:「犠牲」)に注目し、その学習上の困難さを明らかにすることを目的とした。研究期間中に、既存のコーパスに加え、中国語の書籍を用いた独自のコーパスを構築し、語彙の使用実態や品詞の分布を詳細に分析した。その結果、品詞対応の異なるパターンを抽出し、頻度や共起情報を用いた分類により、「日中同形二字漢語 品詞距離語彙表(名詞・動詞)」を作成・公開した。また、学習者の習得難易度を検証するためのアンケート調査の設計と協力者の確保も完了しており、今後の調査結果に基づく語彙指導の改善や教材開発への貢献が期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、日本語と中国語における文法的な違い、特に品詞のずれに着目し、それらを体系的に整理するとともに、学習者がどのような誤りをしやすいかを予測するモデルの構築を行った。さらに、対照言語研究に統計的手法を応用し、教育現場で実際に活用可能な語彙表や教材の開発にもつなげた点で、日本語教育・中国語教育の両分野に理論的・実践的な意義を示した。従来は日本語の解析に偏りがちであった日中対照研究において、中国語の形態素解析器を導入し、両言語のデータを同時に処理・分析することで、新たな視点を提示したことは、本研究の大きな成果であり、今後の多言語教育や言語間比較研究の発展に資する社会的意義も高い。

報告書

(4件)
  • 2024 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)
  • 研究データ

    (1件)

すべて 2023 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] パラレルコーパスを用いない対照研究:言語使用実態に基づく日中同形二字漢語の品詞判定と比較2023

    • 著者名/発表者名
      麻 子軒
    • 学会等名
      国立台湾大学 日本語イノベーション国際学術シンポジウム2023
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [備考] 麻 子軒 個人ウェブサイト

    • URL

      https://kenjima.net/

    • 関連する報告書
      2024 実績報告書

すべて 2026

  • 日中同形二字漢語 品詞距離語彙表(名詞・動詞)2026

    • 資金配分機関
      • 資金配分機関名
        日本学術振興会
      • e-Rad資金配分機関ID
        1025
      • Crossref Funder Registry資金配分機関ID

        https://doi.org/10.13039/501100001691

      • 体系的番号
        JP22K20232
      • プロジェクト名
        日本語教育のための日中同形二字漢語の習得困難語彙表の構築:品詞性のずれに注目して
    • データの名称
      日中同形二字漢語 品詞距離語彙表(名詞・動詞)
    • 掲載日
      2026-04-06
    • データの説明(抄録・要旨)
      日本語と中国語の同形二字漢語における品詞の相違に着目し、言語間の使用傾向の違いを大規模コーパスを用いて定量的に示した語彙表
    • データの分野
      人文・社会
    • データ種別
      データセット
    • 管理対象データの利活用・提供方針
      研究成果として作成されたデータは、個人ウェブサイトを通じて公開・提供する。利用は無償、但しクレジットを表示かつ、利用目的が非営利目的であることを条件とする。
    • アクセス種別
      公開
    • リポジトリ情報
      麻 子軒 個人ウェブサイト
    • URI

      https://kenjima.net/

    • データ管理者情報
      • データ管理者情報種別
        データ管理者
      • データ管理者情報
        個人研究室
      • データ管理者情報種別
        データ管理機関
      • データ管理者情報
        麻 子軒(研究代表者個人)
      • データ管理者情報種別
        データ管理者の連絡先
      • データ管理者情報
        kennji.ma*gmail.com (メールアドレスは「@」を「*」に置換しています。)
    • データNo.

      JP22K20232-2024-0001

    • 関連する報告書
      2024 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-09-01   更新日: 2026-04-14  

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