研究課題/領域番号 |
22K20244
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
小木曽 智子 富山大学, 学術研究部教育学系, 講師 (90965427)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 英語教育 / リーディング / 推論 / 文章理解 / 読解処理 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,外国語読解における推論生成メカニズムを調査し,学習者に最適化した推論指導のあり方を検証することを目指す。具体的には,読み手の推論生成に影響を与えうるテキスト特性「結束性」(接続詞や文中の照応関係の明示性)に着目し,読み手がどのようなテキスト情報を手がかりに推論生成を行っているかを,眼球運動計測実験から調査し (研究1),その結果に基づき,学習者の個人差要因に配慮した読解方略指導が推論生成能力の向上に寄与するか検討する (研究2)。
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研究実績の概要 |
本研究は,外国語読解における推論生成メカニズムを調査し,学習者に最適化した推論指導のあり方を検証することを目指す。これまでの母語・第二言語研究から,文章の結束性(接続詞や代名詞の使用)が読み手のテキスト理解や読解中の処理に影響を与えることが明らかとなっている。 しかし,読み手の推論生成に影響するテキストの特性の詳細と,それが読み手個人の特性(読解方略,記憶容量)とどのように作用しているか,まだ指導の効果の検証は十分ではない。そこで,本研究では読み手の推論生成に影響を与えうるテキスト特性「結束性」に着目し,読み手がどのようなテキスト情報を手がかりに推論生成を行っているかを,眼球運動計測実験から調査し(研究1),その結果に基づき,学習者の個人差要因に配慮した読解方略指導が推論生成能力の向上に寄与するか検討することを目指している(研究2)。 今年度は,当初予定していた研究1の眼球運動計測実験実施を完了することができなかった。理由として,実験環境の整備に時間がかかったこと,感染症対策の観点から対面での実験を実施できなかったことが挙げられる。実験実施には至らなかったものの,実験で使用するマテリアルの選定,読み手の読解中の処理を表す眼球運動の指標について,先行研究を整理するなど,調査の準備を進めることができた。また,日本人英語学習者の英文読解中の処理に関する関連研究について,学会発表,論文投稿を行うことができた。こうした成果に基づき,次年度の実験実施・分析を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感染症対策や実験環境の整備に時間がかかり,当初計画していた対面での眼球運動測定実験を実施することができなかったため,やや遅れていると評価した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,(研究1)学習者の推論時の情報処理・個人差要因の特定,(研究2)推論指導の効果検証の2点について,調査を継続していく予定である。また,眼球運動測定については,分析データ数を確保する観点から,既存の眼球運動測定コーパスのデータを分析に活用することも検討していく。
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