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バイオフィルム形成を抑制する疲労による金属表面の創生

研究課題

研究課題/領域番号 22K20505
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0403:人間医工学およびその関連分野
研究機関富山大学

研究代表者

岩崎 真実  富山大学, 学術研究部工学系, 助教 (00965973)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード医療材料金属 / 撥水性 / 抗菌性 / すべり帯 / バイオフィルム / 撥水・抗菌性 / マイクロテクスチャー
研究開始時の研究の概要

バイオフィルムは、細菌が菌体外に産生する細胞外マトリックスと菌の集合体から成る構造体である。医療現場ではバイオフィルムが原因となる根絶されない感染症が問題となっている。特に手術中に感染が起こり体内に埋め込んだ人工物上にバイオフィルムが形成されると外科的処置、人工物除去が必要となり深刻な問題である。そのため、バイオフィルムが形成されない医療材料金属の開発が急がれる。レーザー加工等によるマイクロテクスチャーを施した金属表面と抗菌性の関連が知られている。本研究では、斬新な手法である金属疲労により金属表面のマイクロテクスチャー生成を試み、新手法によるバイオフィルムが形成されない金属表面の創生を目指す。

研究成果の概要

安価な手法によって、医療材料金属表面に抗菌性のあるマイクロテクスチャーを創生することを本研究の目的とした。評価方法として、表面粗さ、撥水性、抗菌性および生物付着性を調査した。独特なマイクロテクスチャーによる抗菌性が向上した金属表面創生に成功した。また、表面粗さ増大とともに撥水性と生物付着抵抗性向上を確認することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

独特の手法であるマイクロテクスチャー創生による表面粗さと撥水性、抗菌性および生物付着性の関係を明らかにできたことにより、以下の意義がある。
学術的意義:異なるマイクロテクスチャー創生方法であっても、表面粗さから表面特性の予測ができる。そして、期待する効果を持つ金属表面を時間と予算コストを削減して、効率良く生み出すことができる。
社会的意義:安価な本手法により創生したマイクロテクスチャーによる抗菌性のある医療材料金属製品を医療現場に導入することにより、予算コストをかけずに、感染症を防ぐことが期待できる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 新規手法による撥水・抗菌性のある医療材料金属表面の開発2023

    • 著者名/発表者名
      岩崎真実,四方拓海,髙木基暉,増田健一,小熊規泰
    • 学会等名
      日本機械学会2023年次大会発表
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 新規手法による撥水・抗菌性のある医療材料金属表面の開発2023

    • 著者名/発表者名
      岩崎真実
    • 学会等名
      日本機械学会 2023年度年次大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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