研究課題/領域番号 |
22K21253
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
小泉 潤 中京大学, スポーツ科学研究科, 実験実習助手 (80945361)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 吸息筋 / 補助吸息筋 / 吸息筋力 / 最大吸気口腔内圧 / 筋の酸素動態 / 高強度運動 / 呼吸筋 / トレーニング / ウォームアップ / 高強度 / 呼吸筋疲労 / 運動パフォーマンス |
研究開始時の研究の概要 |
高強度運動では高い換気量を要し、呼吸筋活動が高まるため吸息筋や呼息筋といった呼吸筋が疲労する。呼吸筋の疲労は運動パフォーマンスを抑制する一つの要因である。そのため、吸息筋、呼息筋の疲労を軽減することは、運動パフォーマンス向上に寄与する。呼吸筋の疲労を軽減する手法に、呼吸抵抗を与え呼吸筋を鍛える呼吸筋トレーニングがある。しかし、日常的に高強度運動を行っている競技者は呼吸筋力が高いため、より高負荷な呼吸筋トレーニングが必要であると考えられる。 そこで、本研究では吸息筋と呼息筋を同時に鍛える高負荷の呼吸筋トレーニングが高強度運動パフォーマンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は補助吸息筋が活動的になる高強度運動において、運動パフォーマンスの向上には、補助吸息筋を活動的にさせる吸息筋ウォームアップが有効的か検討することであった。高強度の吸息筋ウォームアップは、補助吸息筋の神経筋活動を高めるとともに、吸息筋力を向上させた。また、高強度の吸息筋ウォームアップによってその後の高強度運動時の筋の酸素動態が改善し、運動パフォーマンスが向上した。したがって、高強度の吸息筋ウォームアップは高強度運動パフォーマンスを向上させる有効なウォームアップであることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、高強度運動に着目し運動パフォーマンスの向上を目的とした、吸息筋ウォームアップ法について検討した。高強度の吸息筋ウォームアップによって、筋の酸素動態が改善し、3~5分ほどで終了する高強度運動パフォーマンスが向上した。したがって、運動時間が3~5分である陸上競技の1500m走やスピードスケートの3000m走といった競技では、全身のウォームアップに加えて高強度の吸息筋ウォームアップを行うことによって運動パフォーマンスが向上する可能性がある。
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