研究課題/領域番号 |
23320033
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
井手 誠之輔 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 教授 (30168330)
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研究分担者 |
板倉 聖哲 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00242074)
谷口 耕生 独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館, 保存修理指導室長 (80343002)
塚本 麿充 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 研究員 (00416265)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2011年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | 南宋仏画 / 中国 / 周縁 / 中央 / 地方 / 杭州仏画 / 大徳寺伝来五百羅漢図 / 寧波仏画 / 宋元仏画 / 杭州 / 寧波 / 儀礼 / 絵画表象 / 北宋 / 南宋 / 江南仏教 / 南宋絵画史 / 仏画 / 東アジア / 概念モデル / 大徳寺五百羅漢図 / 李唐 / 呉越国 |
研究概要 |
南宋仏画の制作の場を考察することは、中国の周縁に位置する朝鮮や日本で、多様な中国の土俵から、何が取捨選択され、どのようなフィルターを通して受容されたのかを知る格好の材料となる。本研究では、従来、無視されてきた南宋の都杭州における仏画制作の多様な様相を理解するための有効な概念モデルを提示した。一部の作例について寧波仏画とする見解もあるが、宮廷画壇との直接的な交渉をもたない寧波仏画は、議論の枠組みとして杭州仏画の存在を前提としなければ、南宋絵画史上、十分に機能しない。南宋仏画の故郷における様相の解明は、南宋絵画史にとどまらず、東アジア絵画史全般についての議論の枠組みを再構築するものとなった。
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