研究課題/領域番号 |
23320068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
楯岡 求美 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (60324894)
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研究分担者 |
北村 結花 神戸大学, 大学院国際文化学研究科, 准教授 (10204918)
増本 裕子 (増本 浩子) 神戸大学, 大学院人文学研究科, 教授 (10199713)
グレチュコ ヴァレリー (GRECKO Valerij) 東京大学等, 非常勤講師 (50437456)
エルマコーワ リュドミラ (ERMAKOVA L) 神戸市外国語大学, 名誉教授 (70316032)
木村 崇 京都大学, 名誉教授 (80065234)
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連携研究者 |
ヨコタ村上 隆之 大阪大学, 言語文化研究科大学院, 准教授 (00200270)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2014年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2013年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 翻案 / 翻訳 / 創作手法 / オリジナリティ / メディア間翻訳 / 近代化 / グルジア / 異文化受容 / 映画 / 明治 / プーシキン / 文化受容 / 国際研究者交流 ドイツ、ロシア、アメリカ |
研究成果の概要 |
従来上位に置かれる翻訳をオリジナルとの親和性を最重視した翻案の一種として捉えた。欧米でも翻案こそが文化の歴史的変容を推進する機能を果たしたし、新規さを重視しないことでポストモダン以降の閉塞を打破しうる。一般に受容初期には既存の様式に合わせて翻案され、オリジナルとの違いは強く認識されない。芸術性の物差しがオリジナリティに特化されたのは、個性を作家の独創性に見たモダニズム以降の限定的現象である。文学作品を映画化・演劇化するメディア間翻訳においても、各メディアの言語特質に即して積極的誤読ともいえる大胆な切り取りを行う翻案が、かえって原作の矮小化を免れる創作手法となりうる。
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