研究課題
基盤研究(B)
体内からのコレステロール(Chol)排泄に関わる胆汁と非胆汁経路を別々に測定する方法をラットを用いて確立し、両経路のChol排泄量を測定した。一晩絶食では摂食ラットに比べ胆汁へのChol排泄は約2倍となったが、非胆汁経路での排泄は減少した。LXR agonistを投与すると、非胆汁経路のChol排泄のみが増加し、胆汁経路は増加しなかった。高Chol食摂取では胆汁及び非胆汁経路の両方が増加した。これらの変化はChol排泄に関わるABCG5/G8の発現では必ずしも説明できなかった。従って、胆汁及び非胆汁経路のChol排泄がどのように調節されているかを明らかにするには、更なる検討が必要と考えられた。
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