抗体医薬品によるインフュージョン反応の発現メカニズム解析と予測系の構築

• 研究課題/領域番号: 23390144
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用薬理学
• 研究機関: 国立医薬品食品衛生研究所
• 研究代表者: 斎藤 嘉朗 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 部長 (50215571)
• 研究分担者: 石井 明子 国立医薬品食品衛生研究所, 生物薬品部, 第二室長 (50291117) ; 加藤 健 国立がん研究センター, 中央病院, 医長 (50501855) ; 黒瀬 光一 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 第三室長 (30280754) ; 中村 亮介 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 第三室長 (50333357)
• 連携研究者: 多田 稔 国立医薬品食品衛生研究所, 生物薬品部, 第三室長 (50506954) ; 杉山 永見子 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 第三室非常勤職員 (40574695)
• 研究期間 (年度): 2011-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2013年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2012年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円); 2011年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
• キーワード: 抗体医薬品 / 副作用 / 抗がん剤 / 医薬品副作用 / ファーマコゲノミクス

研究概要

インフュージョン（IF）反応はヒトへの初回投与時から発現するため、前臨床段階での予測が重要である。本研究では、1) IF反応を起こしやすい抗体医薬品の調査、2) セツキシマブ投与患者ゲノムDNAを対象にした、IF反応惹起に関与すると考えられるFCGR1A, FCGR2A, FCGR3Aの遺伝子多型解析、3）Fcγ受容体のうち、FCGR2AがコードするFcγRIIaに見いだされた新規遺伝子多型（L273P）が受容体機能に及ぼす影響の検討、4) IF反応予測のためのヒト末梢血単核細胞を用いるIn vitroアッセイ系の構築、を行った。

研究成果

• [雑誌論文] 抗体医薬品の分子設計 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石井明子, 鈴木琢雄, 多田稔, 川崎ナナ
  • 雑誌名: 薬剤学 巻: 74 ページ: 1-8
  • NAID: 130004626423
• [雑誌論文] バイオマーカー探索研究とその臨床応用に向けて (2013)
  • 著者名/発表者名: Saito Y, Sai K, Kaniwa N, Tajima Y, Ishikawa M, Nishimaki-Mogami T, Maekawa K.
  • 雑誌名: 薬学雑誌 巻: 133 号: 12 ページ: 1373-1379
  • DOI: 10.1248/yakushi.13-00232-2
  • NAID: 130003382293
  • ISSN: 0031-6903, 1347-5231
  • 年月日: 2013-12-01
  • 査読あり
• [雑誌論文] 市販後安全性確保に係るバイオマーカーと診断 (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 前川京子, 田島陽子, 児玉進, 黒瀬光一
  • 雑誌名: レギュラトリーサイエンス学会誌 巻: 3 ページ: 43-55
• [雑誌論文] 副作用バイオマーカーの探索と臨床応用研究の現状について (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 中村亮介, 黒瀬光一
  • 雑誌名: 臨床病理レビュー 巻: 150 ページ: 27-33
• [雑誌論文] バイオマーカー探索研究とその臨床応用に向けて (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 佐井君江, 鹿庭なほ子, 田島陽子, 石川将己, 最上(西巻)知子, 前川京子
  • 雑誌名: 薬学雑誌 巻: 133 ページ: 1373-1379
  • NAID: 130003382293
• [雑誌論文] Genetic polymorphisms of FCGR2A encoding Fcγ receptor IIa in a Japanese population and functional analysis of the L273P variant (2012)
  • 著者名/発表者名: Tada M, Ishii-Watabe A, Maekawa K, Fukushima-Uesaka H, Kurose K, Suzuki T, Kaniwa N, Sawada J, Kawasaki N, Nakajima TE, Kato K, Yamada Y, Shimada Y, Yoshida T, Ura T, Saito M, Muro K, Doi T, Fuse N, Yoshino T, Ohtsu A, Saijo N, Okuda H, Hamaguchi T, Saito Y, Matsumura Y
  • 雑誌名: Immunogenetics 巻: 64 ページ: 869-877
• [雑誌論文] 本邦の医薬品添付文書におけるゲノム薬理学関連情報およびその検査法の状況に関する調査・解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 門脇京子, 石黒昭博, 高松昭司, 斎藤嘉朗, 宇山佳明
  • 雑誌名: レギュラトリーサイエンス学会誌 巻: 2 ページ: 83-92
• [雑誌論文] 日本人を対象にしたゲノム・メタボローム解析によるバイオマーカー探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 前川京子, 鹿庭なほ子
  • 雑誌名: Pharmstage 巻: 9 ページ: 1-4
  • NAID: 40019436709
• [雑誌論文] Genetic polymorphisms of FCGR2A encoding Fcγ receptor IIa in a Japanese population and functional analysis of the L273P variant. (2012)
  • 著者名/発表者名: Minoru Tada, et al
  • 雑誌名: Immunogenetics 巻: 64 号: 12 ページ: 869-877
  • DOI: 10.1007/s00251-012-0646-9
  • 査読あり
• [雑誌論文] 日本人を対象にしたゲノム・メタボローム解析によるバイオマーカー探索 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤 嘉朗、他
  • 雑誌名: Pharmstage 巻: 2012.9 ページ: 1-4
  • NAID: 40019436709
• [雑誌論文] 本邦の医薬品添付文書におけるゲノム薬理学関連情報およびその検査法の状況に関する調査・解析
  • 著者名/発表者名: 門脇京子、石黒昭博、高松昭司、斎藤嘉朗、宇山佳明
  • 雑誌名: レギュラトリーサイエンス学会誌 巻: (印刷中)
  • 査読あり
• [学会発表] 重篤副作用に関する予測ゲノムマーカー (2014)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 児玉進, 杉山永見子, 中村亮介
  • 学会等名: 日本薬学会第134年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] 次世代抗体医薬品の非臨床評価 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石井明子, 多田稔, 鈴木琢雄, 川崎ナナ
  • 学会等名: 日本薬学会第134年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] 抗体医薬を含むバイオ医薬品の薬物動態, 薬物間相互作用 (2014)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗
  • 学会等名: 日本薬物動態学会 第28回ワークショップ
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 抗体医薬を含むバイオ医薬品の薬物動態、薬物間相互作用 (2014)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗
  • 学会等名: 日本薬物動態学会 第28回ワークショップ
  • 発表場所: 東京
  • 招待講演
• [学会発表] 重篤副作用におけるGWAS解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 頭金正博, 中村亮介, 関根章博, 鹿庭なほ子
  • 学会等名: 日本人類遺伝学会第58回大会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] バイオ医薬品と化学合成医薬品の相互作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 佐井君江, 石井明子
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第27回年会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] ヒト試料を用いたバイオマーカー研究の現状と問題点 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 前川京子, 佐井君江, 鹿庭なほ子, 黒瀬光一
  • 学会等名: 第33回日本臨床薬理学会学術総会
  • 発表場所: 沖縄
• [学会発表] バイオ医薬品と化学合成医薬品の相互作用 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤 嘉朗、他
  • 学会等名: 日本薬物動態学会第27 回年会
  • 発表場所: 東京都江戸川区
  • 招待講演
• [学会発表] ヒト試料を用いたバイオマーカー研究の現状と問題点 (2012)
  • 著者名/発表者名: 斎藤 嘉朗、他
  • 学会等名: 第33 回日本臨床薬理学会学術総会
  • 発表場所: 沖縄県宜野湾市
  • 招待講演
• [学会発表] 抗原-抗体複合体形成様式に着目した抗TNFα抗体医薬品の生物活性評価に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 多田稔, 石井明子, 鈴木琢雄, 川崎ナナ
  • 学会等名: 第84回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] 抗原-抗体複合体形成様式に着目した抗TNFα抗体医薬品の生物活性評価に関する研究 (2011)
  • 著者名/発表者名: 多田稔、石井明子、鈴木琢雄、川崎ナナ
  • 学会等名: 第84回日本生化学会大会
  • 発表場所: 京都国際会館(京都)
• [図書] バイオ医薬品(26章 テーラーメイドゲノム創薬) (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 中野泰子
  • 総ページ数: 8
  • 出版者: 化学同人
• [図書] バイオ医薬品（26章 テーラーメイドゲノム創薬） (2013)
  • 著者名/発表者名: 斎藤嘉朗, 中野泰子
  • 総ページ数: 8
  • 出版者: 化学同人