研究課題/領域番号 |
23500954
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
中田 理恵子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 講師 (90198119)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 葉酸 / 脂質代謝 / 高脂肪食 / コリン / 脂肪組織 |
研究概要 |
本研究では、高脂肪食摂取時に葉酸が欠乏した場合の脂質代謝の変動を検討した。その結果、肝重量の増加と白色脂肪組織重量の減少が認められた。同時にコリンが欠乏すると、さらに肝トリグリセリド量の増加が認められ、脂肪滴の蓄積が観察された。脂肪酸の合成と輸送に関わる遺伝子の肝臓での発現が、葉酸・コリン欠乏群で減少していた。また、肝臓から末梢組織へ脂質を分配する働きを持つVLDL中のトリグリセリド量も減少していた。以上より、高脂肪摂取時に葉酸が欠乏すると、肝臓からの脂質輸送が低下して、肝臓への脂肪蓄積が誘導されること、コリンの欠乏によってこの障害がさらに増悪化する可能性が示唆された。
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