研究課題
基盤研究(C)
大気二酸化炭素濃度の増大に伴う海水pH低下がサンゴの石灰化に与える影響に関する研究を行った。海水pH変化はその海水のアラゴナイト(炭酸カルシウム)に対する飽和度(D)を変化させることになる。pHを変化させたサンゴ礁および実験室でのサンゴ飼育実験の結果、サンゴの石灰化速度(R)と海水のアラゴナイトに対する飽和度(D)の間には、R = k(D-1)の関係が成立することが明らかになった(k:速度定数)。サンゴの石灰化機構は1次反応に規定されるので、化学シミュレーションに照らして、サンゴ石灰化速度は産業革命以前に比べて2014年は約20%減少し、2065年には約40%以上減少する可能性がある。
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