研究課題/領域番号 |
23520491
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
柳田 優子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (20243818)
|
研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 格配列 / 示差的項表示 / 特定性 / 言語学 / 定性 / 国際情報交換 / 続日本記宣命 / 語順 / 格助詞 / 名詞化 |
研究成果の概要 |
上代日本語の主語表示、目的語表示に関しては多くの研究がなされてきた。しかし、上代日本語には多くの項は無表示で表れる。本研究では格助詞で表示される項と表示されない項の統語的、意味的特徴を調査し、上代日本語が類型的に示差的項表示と呼ばれる現象が存在することを示した。示差的項表示は3つのレベルに分けられる1)項構造、2)文法、3)PF(形態的スペルアウト)。特に本研究はオックスフォード大学で現在開発されている文法タグ付きコーパスを使用して、目的語に「ヲ」で表示される目的語と無表示の目的語に関して詳細な調査を行い、目的語表示される項は「特定性」、表示されない項は「非特定性」を示すと結論づけた。
|