研究課題
基盤研究(C)
陶硯と転用硯、墨書土器との関係から古代地域社会の識字と文字文化の展開の様相を検討した。使用痕跡を確認すると、未使用の陶硯だけでなく未使用の転用硯も少なからず存在する。前者は権威の象徴であろうが、実用品である後者は硯として使用するための調整を済ませた段階のものと考えられる。また陶硯や転用硯を出土する遺跡では文字種は多いが墨書土器は大量でなく、逆に大量の墨書土器出土遺跡では文字種・転用硯とも少なく墨溜めが出土する傾向が窺え、文字使用活動の様相に違いがみられた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
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