研究課題
基盤研究(C)
東アフリカのタイタ人の言語世界を対象として、タイタ語とスワヒリ語をはじめとする周辺語が言語の世代間継承に及ぼす影響を明らかにするとともに、危機言語研究への応用可能性を考察することが本研究の目的である。収録言語データ2000語を基礎資料とし、タイタ語の変化に関する認識をもとに分類をおこない、最終的に世代間継承の実際を3系統にまとめた。特に、祖父母の世代でしか使われていない語彙が、どのような表現に置き換わっていくかというタイタ語内部での文化変化を中心に分析した。これは、民族語に対する維持のための活動とともに、危機言語研究に対しても新たな視点を与えてくれると考えられる。
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