研究課題/領域番号 |
23580215
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 |
研究代表者 |
真坂 一彦 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部林業試験場, 主査 (60414273)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | クロマツ / 水ストレス / 衰退 / 生理生態 / 針葉 / 国際情報交換 / 多角的評価 / 海岸林 |
研究概要 |
本研究ではクロマツ苗に、強い水ストレスとして浸水・乾燥処理を与え、それらの葉の蒸散速度や窒素N量、炭素安定同位体比δ13Cなどを無処理の苗木の葉と比較し、クロマツの衰退原因を評価した。 乾燥処理した苗の葉のδ13Cは無処理のものと比較して有意に高くなった。これは葉から水分を逃がさないために気孔を閉じていることを意味する。一方、浸水処理した苗の蒸散速度は無処理の苗より大きく、δ13Cは有意な差が認められなかった。また死亡個体も多くなった。これらの結果から、浸水処理された苗は強い水ストレスを受けているにも関わらず、気孔が開き気味のために蒸散によって葉から水分が失わて衰退することが明らかになった。
|