ポリリン酸を用いた新しい医療用材料の開発

• 研究課題/領域番号: 23592818
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 保存治療系歯学
• 研究機関: 愛知学院大学
• 研究代表者: 中田 和彦 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (70261013)
• 研究分担者: 中村 洋 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (40064878) ; 尾関 伸明 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70469005)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: ポリリン酸 / 医療用材料 / 歯髄細胞 / 象牙芽細胞 / マトリックスメタロプロテアーゼ（MMP） / 象牙質シアロリンタンパク（DSPP） / アポトーシス / PolyP / ポリリン酸ナトリウム / sodium polyphosphate / ＭＭＰ

研究概要

食品添加物として以前から広く使用されているポリリン酸は、過去10年の間に、さまざまな細胞の生理活性に影響を与えることが明らかになってきた。そこで、ポリリン酸を用いた新しい医療用材料の開発をめざして、歯髄細胞の増殖と分化に対するポリリン酸ナトリウム（Poly-P）の効果について検索した。その結果、Poly-Pは歯髄細胞に対して低濃度で有意な増殖促進作用と象牙芽細胞分化誘導能を有し、その細胞増殖にPoly-P誘導マトリックスメタロプロテアーゼ（MMP）-3が関与している可能性が示唆された。