研究課題
基盤研究(C)
インプラント即時荷重診断システム開発のため,被験者38名の骨代謝マーカーを測定後,インプラント治療を行い,上下顎骨の構造,インプラント予定部位の骨密度,埋入時,荷重開始時,上部構造装着時のISQ値を測定,骨代謝との関連性を分析した.骨代謝異常群は,正常群と比較して骨構造に変化は認められないものの,埋入後のインプラント安定度の上昇が異なることが明らかになった.すなわち,異常群は,骨密度が低下していないものの骨代謝が吸収に傾いていることが明らかになった.骨代謝マーカー測定から骨強度の変化が予想可能であり,それにより,適切なインプラント治療が可能になると考えられた.
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