研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、マウスにおける統合失調症様行動異常とオリゴ新生との関連性について解析した。野生型マウス海馬において、オリゴ前駆細胞のほとんどは脂肪酸結合タンパクFabp7を発現し、約7%ほどがPax6を発現していた。統合失調症様行動異常としてプレパルス抑制(PPI)の低下を認めるFabp7ノックアウト(KO)ホモ接合マウスでは海馬におけるOPCsの増殖に有意な変化を認めなかったが、同様にPPI低下を呈する自然発症Pax6変異ヘテロ接合マウスの海馬ではOPCsの増殖が有意に低下していた。
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