研究概要 |
本研究では,移動不便者のモビリティを確保するための相乗りを地域に実装し,互酬性に基づくインセンティブをシステムにどのように埋め込むかを検討した研究である.実証実験は無償の相乗りを明示して開始した. ドライバーへの登録は 10 名以上の登録がなされ,利用者は 15 名以上登録された.しかし心理的な負担により利用されなかった.そこで,利用者への負担軽減策としてポイントシステムを導入した結果,利用が発生し増加し続けた.互酬的な仕組みとして利用者の心理負担に着目することが重要であることが明らかになった.
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