脂質非対称を感知するセンサーと細胞内シグナルの分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 23657120
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 細胞生物学
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 木原 章雄 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (50333620)
• 連携研究者: 小原 圭介 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (30419858)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: 脂質 / 生体膜 / 脂質非対称 / センサー / シグナル伝達

研究概要

脂質非対称とは細胞膜脂質二重層において外層と内層の脂質分子の組成が異なることを指す。我々はこれまでに脂質非対称変化を感知し,下流に伝達する経路としてRim101経路を同定してきた。本研究において我々はRim101経路の因子の中でもRim21がセンサーとして機能し,Rim9,Dfg16はRim21と複合体を形成してその細胞内局在,安定性を調節していることを明らかにした。また,脂質非対称が変化した際に,細胞機能を保つ役割を持つ新規因子としてOpt2を同定した。

研究成果

• [雑誌論文] Membrane Protein Rim21 Plays a Central Role in Sensing Ambient pH in Saccharomyces cerevisiae (2012)
  • 著者名/発表者名: Obara, K.
  • 雑誌名: J. Biol. Chem. 巻: 287 号: 46 ページ: 38473-38481
  • DOI: 10.1074/jbc.m112.394205
  • NAID: 120005090608
  • 査読あり
• [学会発表] Rim21はRim101経路のセンサータンパク質として中心的な役割を果たす (2012)
  • 著者名/発表者名: 小原圭介
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場/マリンメッセ福岡(福岡県)
  • 年月日: 2012-12-14
• [学会発表] 乱れた脂質非対称への応答に関与する新規因子の単離・解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山内佐織
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場/マリンメッセ福岡(福岡県)
  • 年月日: 2012-12-14
• [学会発表] Rim21はRim101経路のセンサータンパク質として中心的な役割を果たす (2012)
  • 著者名/発表者名: 小原圭介
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場／マリンメッセ福岡（福岡県）
• [学会発表] 乱れた脂質非対称への応答に関与する新規因子の単離・解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 山内佐織
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場／マリンメッセ福岡（福岡県）
• [学会発表] 脂質非対称の乱れに対する細胞応答の網羅的解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小原圭介
  • 学会等名: 第34回日本分子生物学会年会,横浜
  • 発表場所: パシフィコ横浜(神奈川県)
  • 年月日: 2011-12-16
• [学会発表] 脂質非対称の乱れに対する細胞応答の網羅的解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小原圭介
  • 学会等名: 第34回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: パシフィコ横浜（神奈川県）
• [備考]
  • URL: http://www.pharm.hokudai.ac.jp/seika/index.html
• [備考] 北海道大学生化学研究室
  • URL: http://www.pharm.hokudai.ac.jp/seika/index.html
• [備考]
  • URL: http://www.pharm.hokudai.ac.jp/seika/index.html