研究課題
挑戦的萌芽研究
多孔性連続体である有機モノリスを用いた亜臨界クロマトグラフィーは,分析時間の短縮や有機溶媒の使用量の低減などが期待されるが,分析条件を合理的に決定するために不可欠な各種溶質の吸着平衡に関する知見は不十分である.そこで,疎水度の異なる数種の溶質のエポキシ樹脂製の有機モノリスチューブに対する吸着平衡を測定するとともに,溶離液組成および温度が溶質の平均滞留時間に及ぼす影響を系統的に検討した.