研究課題/領域番号 |
23658175
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
児玉 正昭 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 特任教授 (40050588)
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研究分担者 |
潮 秀樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50251682)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ドウモイ酸 / 海洋細菌 / 抗ドウモイ酸抗体 / 記憶喪失性貝毒 / アフィニティカラム / 細菌 / ベトナム |
研究概要 |
ドウモイ酸(DA)は紅藻ハナヤナギに見出された駆虫効果を持つ成分である。一方この物質は1980年代にカナダで発生した新規の食中毒の原因物質であることが明らかにされた。貝の毒化はPseudo-nitzschia属珪藻の大量発生時に起こり、その際採集されたPseudo-nitzschia属珪藻の培養細胞にもDA認められたことから同種がDA生産藻であることが明らかにされている。一方、Pseudo-nitzschia属珪藻の光学顕微鏡による同定は困難であり、従って同種の発生と貝の毒化の関連は明らかではない。筆者らはDAに対する抗体を開発して海水中のプランクトン試料中のDA量と貝の毒化の関係を調べ、貝の毒化がプランクトンに毒が認められた後約1週間後に起こることを認めた。このことはプランクトン中にDAの前駆物質が存在し、貝に取り込まれた同物質が時間をかけて貝の体内で毒を遊離することを示唆する。本研究では毒を構成成分とする物質の存在を抗体との反応で検出する方法で調べ、同物質が毒化貝に含まれることを示した。同物質の詳しい性状の解明は今後の課題である。
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