ウナギの筋肉の性能が浸透圧ストレスによって変化する分子機構の解明

• 研究課題/領域番号: 23658178
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 水産化学
• 研究機関: 三重大学
• 研究代表者: 舩原 大輔 三重大学, 大学院・生物資源学研究科, 准教授 (00335150)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 生化学 / ウナギ / 普通筋 / 血合筋 / ミオシン / 速筋型ミオシン重鎖 / 遅筋型ミオシン重鎖 / 浸透圧ストレス / ミオシン重鎖 / 速筋型ミオシン / 遅筋型ミオシン

研究概要

ウナギを淡水,50%人工海水および100%人工海水で飼育し,普通筋および血合筋における速筋型および遅筋型ミオシン重鎖遺伝子の発現比を解析した.その結果,50%人工海水で飼育した場合には,普通筋における速筋型ミオシン重鎖遺伝子の発現が抑制された.100%人工海水で飼育した場合には,より速筋型ミオシン重鎖遺伝子の発現が抑制され,相対的に遅筋型ミオシン重鎖遺伝子の発現量が増加することで,普通筋が浸透圧ストレスによって遅筋化することが示唆された.

研究成果

• [学会発表] ウナギの海水馴化とミオシン・アイソフォーム発現量の変化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小野田雄基・舩原大輔・加納 哲
  • 学会等名: 平 成24年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 下関
  • 年月日: 2012-09-15
• [学会発表] ウナギの海水馴化とミオシン・ アイソフォーム発現量の変化
  • 著者名/発表者名: 小野田雄基・舩原大輔・加納 哲
  • 学会等名: 平成２４年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 水産大学校（山口県下関市）
• [学会発表] Novel nacre formation-related genes in pearl oyster identified by the RNA interference method
  • 著者名/発表者名: Daisuke Funabara
  • 学会等名: The International Symposium on Peral Research(招待講演)
  • 発表場所: 東京大学（東京）
• [学会発表] Molecular mechanism of catch contraction in molluscan smooth muscle
  • 著者名/発表者名: Daisuke Funabara
  • 学会等名: The International Symposium on Muscle Biochemistry(招待講演)
  • 発表場所: 東京大学（東京）
• [学会発表] キャッチ筋トゥイッチンのミオシンループ2結合部位の同定
  • 著者名/発表者名: 横谷沙季・舩原大輔・加納 哲
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 長崎大学（長崎市）
• [学会発表] アコヤ真珠に輝きを与える真珠タンパク質フィルム
  • 著者名/発表者名: 加納 哲・舩原大輔・中林瑞穂・永井清仁・ 前山 薫・服部文弘・岡本暉公彦
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 長崎大学（長崎市）
• [学会発表] RNA干渉法によるキャッチ筋構成タンパク質のノックダウン
  • 著者名/発表者名: 長尾知樹・舩原大輔・加納 哲
  • 学会等名: 平成24年度日本水産学会春季大会
  • 発表場所: 東京海洋大学（東京都港区）
• [学会発表] アコヤガイPinctada fucataにおける新規真珠層形成関連タンパク質のcDNAクローニングおよび 発現解析
  • 著者名/発表者名: 大森文人・木下滋晴・小山寛喜・前山 薫・ 永井清仁・舩原大輔・浅川修一・渡部終五
  • 学会等名: 平成24年度日本水産学会春季大会
  • 発表場所: 東京海洋大学（東京都港区）
• [学会発表] アフリカ産ハイギョProtopterus annectensの筋原線維タンパク質の尿素抵抗性に関する研究
  • 著者名/発表者名: 海老原俊介・舩原大輔・加納 哲
  • 学会等名: 平成24年度日本水産学会春季大会
  • 発表場所: 東京海洋大学（東京都港区）