研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の結果から、犬の上皮向性リンパ腫(cECL)における皮膚特異的な腫瘍化リンパ球の集積は、皮膚指向性を有するケモカイン受容体(CCR4、CCR7、CCR10およびCXCR3)の発現に起因している可能性が示された。また、cECL の病態においては、末梢血に存在する細胞傷害性T細胞が皮膚へ積極的に動員されている可能性も示唆された。したがって、これらの皮膚指向性ケモカイン受容体はcECLにおけるリンパ球遊走制御に着目した新規治療戦略の標的分子になり得ると思われる。
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Vet. Immunol. Immunopathol
巻: 144 号: 3-4 ページ: 329-36
10.1016/j.vetimm.2011.08.012