研究課題/領域番号 |
23659559
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
長澤 達也 金沢大学, 大学病院, 講師 (10334773)
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研究分担者 |
小野 靖樹 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (00507064)
金田 礼三 金沢大学, 大学病院, 助教 (40456413)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 触覚 / P300 / 統合失調症 / 痛覚 / 事象関連電位 / 触圧覚 / 注意機能障害 / P300 |
研究成果の概要 |
統合失調症患者の痛覚が鈍いという多くの報告があるが大脳生理学的に検討した研究は少ない。指先触圧覚認知P300測定システムで右手第Ⅱ指に高頻度刺激、第Ⅳ指に低頻度刺激を与え標的とし脳の情報処理過程を反映するP300電位を計測した。刺激の自己評価にはvisual analogue scale(VAS)を用いた。 統合失調症群は健常群よりP300振幅は有意に小さく潜時は長かった。VASは統合失調症群で健常群より有意に高かった。統合失調症患者でVASは高かったが、P300の結果から触圧覚認知が障害されている事が考えられた。客観的な評価が困難な触・痛覚に対して本システムが有用である可能性が示唆された。
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