研究課題/領域番号 |
23659853
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
船戸 紀子 東京医科歯科大学, 医歯学研究支援センター, 講師 (10376767)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | T-box型転写因子 / 口蓋裂 / 癒合 / 国際情報交流 / アメリカ / 口腔粘膜 / 癒着 |
研究概要 |
T-box型転写因子をコードするTBX1は、新生児4000人に1人に認められる22q11.2欠失症候群(DiGeorge症候群、velo-cardio-facial症候群)の疾患遺伝子である。同症候群では、胸腺形成不全による細胞性免疫異常、心血管奇形、両眼隔離、小顎症、低耳介、耳介変形の他に、口蓋裂を認める。申請者らは、Tbx1遺伝子欠損マウスに多様性のある口蓋裂を認め、口蓋粘膜上皮と下顎との病的癒着がおきること、上皮細胞の増殖や分化に異常があることを見いだした。また、細胞レベルの解析から、Tbx1が細胞周期調節に関与した。以上の結果より、Tbx1が、口蓋発生の時期に、口蓋粘膜上皮の増殖や分化の調節に必須であり、病的癒着を防ぐ分子であることが分かった。
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