研究課題
若手研究(A)
嗅覚センサーの実現に向けて、センサー素子、標的分子を捕捉する受容体層の被覆方法、および測定システムを最適化した。センサー素子の2次元配列化に成功し、従来型の100倍以上という大幅な感度向上を実現した。標準手法と互換性のある両面被覆法を確立し、これまで特殊な装置や技術が必要であった被覆工程を、誰でも素手で簡単に行う事が可能になっただけでなく、被覆膜の再現性や品質が飛躍的に向上した。また、USBだけで駆動・測定が可能なシステムを作製し、リアルタイムでニオイの識別に成功した。さらに呼気によるガン診断の実証にも成功し、MSSという新たなセンサー素子を元にした嗅覚センサーの可能性を示した。
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Journal of Nanoscience and Nanotechnology
巻: -
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http://y-genki.net/
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