研究概要 |
環境問題への対策として, 生態統計学が注目を集めているが, 生態統計学ではノンパラメトリック法が多用されている. しかしながら, 多変量データに対するノンパラメトリック法の構成については, 理論的難しさからあまり研究がなされてきていないのが現実であった.そこで, 統計学に不可欠な検定問題と変化点の推定問題に焦点を当てて理論の構成を行う. 変化点問題では, 新たな検定統計量を提案した. 1変量2標本検定問題では, 最大値型検定統計量および修正型Wilcoxon検定統計量を提案した. また, 多変量2標本検定問題では, 様々な検定統計量を提案し, 既存の統計量より高い検出力を得ることを示した.
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