研究課題
若手研究(B)
湖沼および河川から、難培養および未培養系統群に属する浮遊細菌を多数分離・培養することに成功した。得られた浮遊細菌株は、炭素源として有機酸に強く依存していた。一部の浮遊細菌は、それらが生息する環境における主な有機酸の供給経路の違いにより(光分解もしくは一次生産のどちらの寄与が大きいか)、種レベルで棲み分けていた。また、浮遊細菌による陸域腐植様蛍光を有する溶存有機物の生成を確認した。本研究により、浮遊細菌を介した湖内炭素循環の一端が物質レベルで初めて明らかになった。
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Environmental Microbiolog
巻: Vol. 14, No.9 号: 9 ページ: 2511-2525
10.1111/j.1462-2920.2012.02815.x