研究課題/領域番号 |
23730616
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
江上 園子 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10451452)
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研究期間 (年度) |
2013-02-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | キャリア志向 / 「母性愛」信奉傾向 / 多重役割 / ワーク・ファミリー・バランス / 「母性愛」信奉 / 親としての発達 / 心理的well-being / work-family balance / インタビュー |
研究成果の概要 |
本研究は、キャリア志向の女性が母親としてどのように発達していくか、「母性愛」信奉傾向との関連から質的・量的に明らかにしたものであった。具体的には、「母性愛」信奉傾向が「女性による子育ての正当化」と「母親の愛情の神聖視」のふたつの要素にわかれ、初産女性は「母親の愛情の神聖視」が高まることや、「母性愛」信奉傾向の捉え直し・母親としての自分の評価・キャリアの再定義というテーマの語りが見られることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで女性の産後離職の問題については、産休・育休制度などの職場環境や夫や親族によるサポートなどの環境的な要因に焦点が当てられてきた。そのような中で本研究は、キャリア志向の女性が自らの変化について振り返り、それによって自分のキャリアを再定義していく様子を描いた。女性の内面の変化や将来的な展望の捉え方について詳細に明らかにしたことで、環境的な条件だけではなく女性の内面の主観的な変化に寄り添うという姿勢が重要であると示せたことは意義があるといえよう。
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