研究課題/領域番号 |
23730651
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
廣澤 愛子 福井大学, 教育地域科学部, 准教授 (10345936)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 非病理的解離 / 無関心・無感動 / 割り切り / 内省のなさ / 切り捨て / 病的解離 / わりきり / 病的解離との相関 / いじめ悪質化 / 正常な解離 / いじめ / 病的な解離 |
研究概要 |
本研究では、病的解離とは異なる構造を有する非病理的解離のメカニズムを明らかにし、非病理的解離といじめ悪質化との関連を検討した。まず、病的解離と非病理的解離の特性を各々捉えた上で、非病理的解離の特性を測る質問紙を作成した。次に質問紙調査を実施し、信頼性・妥当性を確認し、4つの下位尺度からなる非病理的解離尺度を完成させた。非病理的解離が、現代青年の共感性や内省性の乏しさと関連すると共に、病的解離とは異なる構造を有することが明らかにされ、今日的な臨床的問題の解決に貢献できたといえる。ただし、いじめ悪質化との関連については有意な相関は見られず、今後、質問紙を修正して再度調査を行うことが課題である。
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